おまけ/12*3 戻る
>足立からだ…

足立(電話)「も、もしもし?その、えと、落ち着いて聞いてね?」
足立(電話)「菜々子ちゃんの容態が急変して…」

ギョッとする番長。

足立(電話)「すぐに病院に来て欲しいって先生が。…頼んだよ。」

携帯をしまい、焦りつつ状況を伝える番長、衝撃を受ける一同。
焦りながら話す陽介。
花村「と、と、とにかく病院へ!」

暗転、病院、菜々子の病室。

>警察病院
 菜々子の病室…
>堂島は、医師から説明を受けている。
>さっきから、病院中がやけに騒がしい…

女「先生、この霧、毒なんでしょ?ウィルスなんでしょ?」
女「テレビでやってましたっ!ワクチンとか、ないんですかっ!?」

看護師「落ち着いてください。それはただのウワサですから…」

男「ウソつけ!ホントはちゃんと薬があんだろ!」
男「俺たちを見殺しにする気か!」

看護師「そんなこと、あるわけないでしょ!」

呆れてるチエちゃん。
里中「ひどい騒ぎ…」

いきなり怒鳴る叔父さんに、驚く一同。
堂島「ふざけるな!菜々子はこんなに苦しんでんだぞ!」

医師「今は状況を見守るしかないんです。ですから、堂島さんも自分の病室へ…」

堂島「俺の事はどうでもいい!それより菜々子を…」
急に腹の辺りを押さえて体を曲げる叔父さん、はたとする医者。
堂島「ぐぉっ…」

近づく医者と、咄嗟に支える陽介。
陽介が支えた事によって、手を引っ込める医者。

花村「堂島さん!」

堂島「菜々子を…こいつを助けてくれ…頼む、どうか菜々子だけは…」

項垂れる医者。
医師「…最善を尽くします。」
仲間たちを見る医者。
医師「とにかく、一旦廊下へ。」

出て行く皆。
途中で立ち止まり、菜々子のベッドを振り返る番長。
堂島と、支えている陽介も菜々子を見る。
堂島「菜々子…」

暗転

>堂島は看護師に付き添われ、自分の病室へ戻された…

場面転換、廊下、椅子に腰掛けているユキちゃんと、傍にいるチエちゃん
少し離れた椅子に腰掛けるりせちーと、傍に居る直斗
廊下の反対側で壁に向かい項垂れて立っている完二
手前に番長、出入り口脇にクマ、その隣傍に陽介
全員項垂れてます

顔を上げて、クマに近づいていく陽介。
花村「…おい、何とかならないのか!?」
花村「お前の住んでた世界のことだろ!何か、分かんねーのかよ!」

項垂れるクマ。
クマ「考えてる…考えてるけど…」

巽「クソッ…! なんで、あんな小さな子が、こんな事の犠牲になんだよ…」

*****

選択>「許せない」

巽「オレだってそうっスよ!あんな野郎のせいで…」

*****
選択>「落ち着け」

巽「こんな時に、どやって落ち着いてろっつんスか!?」
巽「オレ…悔しいっスよ…」


不安そうにきょろきょろしているチエちゃん。
里中「菜々子ちゃん…大丈夫だよね?」

項垂れる一同。
フラフラと現れる足立。
足立「君たち、まだここに?」

ハッとする直斗。
白鐘「堂島さんの様子はどうですか?」

足立「傷が開きかけてたみたいでね。今、病室で処置を受けてるよ。」

花村「…生田目の方は、なんか進展あったんスか?」

焦っている足立。
足立「あ、ああ、それなんだけど…」
足立「一応言っておくと、この事件……立証は難しくなってきてんだ。」

衝撃を隠しきれない一同。

花村「どういうことだ?」

足立「本部の人とも話したけど、裁判で有罪に持ち込むのはやっぱり無理があるんだ。」
足立「何故、生田目が山野アナ殺しの初動捜査で容疑者から外されたか…」

里中「そういえば…確か、アリバイがあるって…」

足立「その…何だっけ? テレビに入れるとかって話、立証のしようもないっていうか…」
足立「まぁ、誰も信じないし…」
足立「世間が欲しがるのは、生田目がいつ、どこで、どうやって殺したかだよ。」
足立「…堂島さんだって、その事は分かってるんだ。」

つかつかと足立に歩み寄っていく完二、大分怒り心頭。
巽「…えらく冷静じゃねえか。」

焦る足立。
足立「ぼ、僕は本当のこと言っただけだよ。」

軽く切れる完二。
巽「てめえ…それでもデカか!あぁ!?」
更に歩み寄り、足立の胸倉を掴んで持ち上げる。
巽「そんなに見てえなら見してやんよ!今すぐここにテレビ持って来いオラ!!」

慌てて立ち上がるりせちー
久慈川「ちょっと、やめな…」

その時、病室から飛び出してくるナース。
気付いて足立を掴む手を下す完二、咽込む足立。

巽「…なんだ?」

戻ってきたナース。
看護師「菜々子ちゃんのご家族の方は?」

ハッとする番長。

看護師「早く中へ!声をかけてあげてください!」

顔色を変えて、病室へ飛び込んでいく番長。
その後に続くナース。
閉まる扉の前に、駆け寄る仲間たち。

扉のすぐ手前に陽介、その傍らにクマ、反対側に完二、陽介の斜め後ろにチエちゃん
チエちゃんの斜め後ろに右側りせちー、左側ユキちゃん、真後ろに直斗、少し離れた場所に足立
足立の立ち方は、様子を窺っているような、横向き

花村「何だこれ…どういうことだよ!」

怯える雪ちゃん。
天城「やだ…菜々子ちゃん…」

暗転、場面転換、菜々子の病室。
先ほどまで付けられていた呼吸器等外されて横たわっている菜々子。

菜々子の左手側に番長、右手側の手前に医者、奥にナース(ナースの方が菜々子に近い)

菜々子「おとうさん…」

*****

選択>「すぐに来るよ」

菜々子「……。」

*****
選択>「頑張れ」

菜々子「……。」


生命維持装置が警報を発信、ハッとする番長、医者、ナース。

医師「菜々子ちゃん、堂島菜々子ちゃーん。聞こえる? 分かるかなー?」
医師「おにいちゃん来てるよー。がんばろうねー。」

ナースが菜々子の脈を診る。
苦しげに呻く菜々子。

菜々子「…ぅ…ッ…」

医師「堂島さんは!?」

看護師「今、呼んでます!!」

暗転、場面転換、先ほどと反対側からの俯瞰で病院廊下。
看護師に肩を担がれ、歩いてくる病院着姿の叔父さん。

堂島「菜々子は!?」

暗転、場面転換、菜々子の病室。
脈拍計測器の音が今にも途切れそうなリズムを刻む。

看護師「先生…」

項垂れる医者。
医師「……。」

弱々しくこちらを仰ぎ見る、寝たままの菜々子
菜々子「おにい…ちゃん…」

*****

選択>「ここにいるよ」

かすかに微笑む菜々子
菜々子「ん…」

*****
選択>「すぐにお父さんも来る」

かすかに微笑む菜々子
菜々子「ん…」


そっとベッドに乗り出し、菜々子の左手を両手で握り締める番長。
天井を仰ぎながら、怯えている菜々子。

菜々子「こ…わいよ…」
菜々子「おにい…ちゃん…おとう…さん…」

ゆっくり瞳を閉じて、番長側に首を傾げるようにして、動かなくなる菜々子。
見て取り、理解して、そのまま深く項垂れる番長。
計測不能の音を聞いてベッドサイドに寄り、項垂れる医師。
その斜め右後ろで同じ様に項垂れるナース。
直後にナースに支えられて病室に入ってくる叔父さん。
状況を見て取り、叫ぶ。

堂島「菜々子ぉ!」

堂島から離れて、ベッドより離れた場所の椅子の傍らで項垂れる付き添いのナース。
フラフラとベッド足元に歩み寄っていく叔父さん。

堂島「…な…なこ…?」

飛び込んでくる陽介、チエちゃん、ユキちゃん、クマ。
一同を見て振り返る医者、項垂れる。

医師「残念です…」

里中「そんな…!」
即座に泣き出すチエちゃん。
里中「…ぅ…ぅ…ッ…」

チエちゃんに一歩近づき、すぐ後ろで同じく泣き出すユキちゃん。
天城「……。」

ベッドの足元の床にへたりと座り込み、呆然とする叔父さん。
項垂れる陽介。
花村「くそっ…」
花村「クソッッ!!」

呆然としているクマ。
クマ「ナナチャン…」

暗転、舞台転換、病院廊下。
出入り口脇のソファで泣いているりせちー、右隣に座る直斗。
ソファと病室ドアの間くらいに立っている完二。
病室からフラフラと出てくる叔父さんと、一緒に出てきた医者。

医師「手は尽しましたが、これといった原因も特定できず…」

無言でフラフラと去っていく叔父さん。
見送り、病室に戻る医者。
泣いているりせちーと、隣で動かない直斗。
壁を殴りつける完二。

巽「チクショウッ!!」

久慈川「…ぅ…ぅ…ッ…」

項垂れる直斗。
白鐘「菜々子ちゃん…」

ふらりと現れる足立。
傍まで来て、立ち止まり、堂島が去っていった方角を眺めつつ(わざとらしい!)

足立「堂島さん…?どうしたんだ、怖い顔して…?」(完二たちを見る)
足立「あれ、みんなもどうしたの…?」
足立「……。」(ハッとして、察した様子)
足立「え…まさか、な、菜々子ちゃん…」
堂島が去っていった方角を改めて見る足立。
足立「まてよ…あっち、堂島さんの病室じゃないだろ…」
急に慌てだす足立。
足立「おい確か…あっちって…」

不思議そうにしている完二と直斗、泣いているりせちー
暗転、同じく廊下。
窓際に追い詰められている足立と、睨み付けている完二。
ソファの手前に立っている直斗。
突然大声で呼びかけてくるりせちー

久慈川「先輩! 先輩っ!!」

飛び出してくる番長、陽介、ユキちゃん、チエちゃん。

久慈川「堂島さん、生田目のところに行ったかもって!」
久慈川「生田目のやつ、この病院に入院してるみたい!」

ぎょっとする陽介。
憤りながら、数歩歩み出てくる。
花村「同じ病院に運んだのかよ!?被害者と犯人だろ!?」

焦る足立。
足立「そ、そんな事、僕に言われたって…大きい病院だし、まだ動かせる状態じゃないし…」

*****

選択>「まだ生きてるのか?」

疑問符を浮かべる足立
足立「え…?ど、どういう意味?」

*****
選択<「どうして黙ってた」

焦る足立。
足立「こういうことになるからだよ!大体、犯人の入院先なんて極秘扱いだし…」


怒っている完二。
巽「いいからさっさと病室教えろ!」
巽「堂島さん、行ったんだろ!?止めなきゃヤベエだろーが!!」

ハッとする一同。

里中「ヤバイって、まさか…」

焦る足立。
足立「ちょ、ちょっと待っ…堂島さんが…何だって…?」

苛立ち再び足立の胸倉を掴んで持ち上げる完二。
巽「早く言え!病室はどこだ!!」

苦しげに、喘ぎながら答える足立。
足立「うぐっ…だ、第二外科病棟の最上階、一番奥…」
足立「け、けど…警護の人間、いるし…」

足立を放り出して走り出す完二、咽込む足立。
後に続く一同、暗転。

>同じ頃…
>菜々子の病室…

場面転換。
ベッドに横たわり、胸の上で手を甲に重ねるようにして置かれている菜々子。
ベッドサイドで菜々子を見詰めているクマ。

クマ「クマは…」
クマ「クマは…ナナチャンをずっと見てた…なのに、助けられなかった…」
クマ「クマの世界で起きたことなのに…」
クマ「クマはあの世界で、ただひとりのクマのはずなのに…」
クマ「クマはなにも…」
クマ「クマは…」(涙ぐむ声)
クマ「……。」

項垂れるクマ、暗転。
場面転換。
生田目の病室のドア手前で警備員に左右から止められている叔父さん。
堂島「放せ…ヤツに話がある。」

警備員「ですから、許可が無ければ…」

右側の警備員を睨み付ける叔父さん。
堂島「許可だ…?」
堂島「ならアイツは、誰の許可で菜々子を殺したんだ…あ?」
堂島「フザけんじゃねーぞ…」

生田目の病室のドアを睨み付ける叔父さん。

堂島「菜々子は死んで、なんでアイツは生きてる!?」
堂島「菜々子を返せ…返しやがれッ!!俺には…菜々子しか…ッ!」(体を揺すり、警備員を振り解こうとしてます)
堂島「菜々子しか…いな…ッ…」

ぐっと息を詰まらせ、苦しげに項垂れる叔父さん。
慌てる右側の警備員。
警備員「い、医者!」

まだ抵抗する叔父さん、体を揺すって警備員を振り解こうとする。
堂島「放せよ…俺は、アイツを…」

駆けてくる足立、状況を見て慌てる。
足立「うわ、わ、大変だ!」
足立「早く病室へ運んで!ぼ、僕は、先生に知らせに行くから!」
くるりと振り返って駆けて行く足立。
後から警備員に左右を支えられ、苦しげに腹部を押さえて歩いていく叔父さん。

暗転。
警備の居なくなった生田目病室前。
番長達がやってくる。

連れて行かれた叔父さんを見送るように振り返っている一同。

里中「堂島さん…まさか、本気で…」

項垂れる陽介。
花村「……。」

振り返る完二。
巽「ひとり娘を殺されたんだ…何したって、おかしかねーよ。」(同情気味に)

花村「堂島さん…分かってたのかもな…法で裁ける見込みが、ほぼ無いってさ…」
花村「くそっ…先輩殺した上に、とうとう菜々子ちゃんまで…」
花村「なのに、当人は罪も償わず、この先ものうのうと…」

思わず声を荒げるユキちゃん。

天城「そんなのっ…!」

項垂れ、悔しそうな直斗。
白鐘「……。」

怒りを噛み締めているりせちー
久慈川「なんで…なんで、生きてるのはアイツの方なの?」

突然、病室の中から大きな物音、はっとする一同。
暗転。
生田目病室内、電気も点いておらず、暗い。
窺いつつ入ってくる一同。
ベッドの足元と窓のある壁との間辺りに座り込んでいる生田目。
(窓のほうを見て、尻餅をついているような感じで)
一同が近づいてくるのを察し、慌てて振り返り、そのまま座り込んでいる。
傍の窓は開かれ、、薄手のカーテンが揺れている(冬なのに!)

生田目「あ…う、あ…」

>病室の窓が、大きく開け放たれている…

*****
選択>「窓から逃げる気か?」

生田目「お、俺は…」

*****
選択>「大丈夫か?」

生田目「う…うう…」


花村「お前だけ生きてて…しかも逃げようってのか!?」(恨みのこもった声です)

全身を震わせて怒るチエちゃん。
里中「菜々子ちゃんは…アンタのせいで…!!」

首を振る生田目。
生田目「お、俺、俺は、何も…」

その時、テレビが映る。
例の天国最上階を背景に、運送屋姿の生田目が猫背の姿勢で画面手前に立っている。

久慈川「0時…マヨナカテレビ?」
久慈川「ちょっと、これって…!!」

テレビの生田目「救済は失敗だ。お前たちが邪魔したせいでな。」

花村「もう一人の生田目…!?」
花村「なんでだ!?本人ここに居るし、シャドウは倒したのに…」

白鐘「思えばあの時、生田目は自身と向き合わなかった。」
白鐘「シャドウがペルソナとして体に戻らなかったようにも見えました…」
白鐘「それが今頃になって見えているのかも…」

生田目「こ、れは…」

テレビの生田目「救済は失敗したが、これは、俺のせいじゃない。」
テレビの生田目「…それに、どうせ法律は俺を殺せない。」

ドキッとする一同。
ギョッとする生田目。

生田目「ば、ばかな…」

里中「あれが生田目の、本心の声!?」
里中「じゃあ、やっぱり…分かっててやってたんだ…」

花村「法律がどうした…俺は、お前を許す気はねーぞ…」

怯え、困惑し、苦しみだす生田目。
生田目「こ、これは…やめてくれ…」

静かに怒りをたたえる完二。
巽「あ…? 何をだ…?まだなんもしちゃいねえだろ…」
巽「それとも”なんか”してやろうか…?今のテメェに見合う事をよ!」

少し不安げに完二を振り返るりせちー
久慈川「か、完二…」

花村「……。」

テレビの生田目「好きにすればいいさ。あの子が死んで、俺を恨んでるんだろう?」
テレビの生田目「俺はどっちだっていいんだ。生きるも死ぬも、俺にとっては大差ない。」
テレビの生田目「でもお前らは違う…クク、無理だよなぁ。できないよなぁ、そんな事?」
テレビの生田目「ククク…俺は”救済”を続けるぞ…それが俺の使命だからな…!」

テレビが消え、再び暗い屋内。
呆然と立ち尽くす一同。
両手で耳を塞ぎ、縮こまって震えている生田目。

天城「使命…!?」

怒りに震える直斗。
白鐘「くそっ…」

生田目「や、やめてくれ…」

番長を振り返る陽介。

今更だけど、生田目を前に、左に陽介、右に番長
二歩ほど離れた後ろの間に、左にチエちゃん、右にユキちゃん
ユキちゃんの隣、番長のほぼ後ろにりせちー
ユキちゃんとりせちーの間、一歩ほど後ろに直斗
チエちゃんの斜め後ろに完二

花村「やめてくれだとよ。どうする?」(吐き捨てるように)

里中「ど、どうするって…」

巽「野郎がこのまま野放しなんざ、許されるワケがねえ。」

天城「だからって…どうする気?」

花村「このまま、ただここを出てくなんて、俺には出来ねえ…」

里中「わ、分かるけど、でも…」

テレビの傍に歩み寄って行く直斗。
白鐘「病室にこんな大きなテレビがあるなんて思いませんでした…」
白鐘「こんな物が置いてあるんじゃ、この男はいつ逃げ出して居なくなっても仕方ない…」
白鐘「もっとも、一度入ったら…自力で出る方法なんて無いかも知れませんけど。」

ギョッとする他女子一同。
慌てるりせちー
番長はずっとテレビを見詰めています。

久慈川「ちょっと待ってよ!それって…まさか…」
久慈川「本気…なの…?」

イライラしている完二。
巽「オメェは、このまま帰れんのかよ。」

項垂れるりせちー
久慈川「それは…だけど…!」

里中「このままでいいとか悪いとか…そういう問題じゃないじゃん!!」
混乱し、恐れ、けれど揺らいでいるチエちゃん。
里中「何言ってんの…!!そんなこと、できるワケ…!!」

振り返り、怒鳴りつける陽介。
花村「里中っ!!」
花村「それにみんなも、聞いてくれ。」
花村「やるなら…今しかない。こんな機会、もう二度と巡って来ない。」
花村「このままじゃ、コイツは野放しになる。そしてまた”救済”とやらを繰り返す!」
花村「たった今コイツの”本心”が言ってたろ!?」
花村「そしたら菜々子ちゃんや先輩みたいに…また無実の人が何人も死んでいくんだ!」
花村「そんなの、俺は見過ごせねぇ…」
花村「大切な人殺されて…償わせる事も出来なくて…それが繰り返されんのまで見過ごせってか…?」
声を荒げ、全身で怒りを表す陽介。
花村「絶対できねえ!しちゃいけねえだろッ!!」

怯えて、項垂れるチエちゃん。
里中「は、花村…け、けど…」

急に冷静な声で、けれど吐き捨てるように話す陽介。
花村「ただ”テレビに落とす”…それだけだ。それだけで、全部終わる。」

里中「お…落とす…だけ…」

皆を見る陽介。
花村「関わりたくないヤツは、出て行ってくれ。…無理に付き合うことはない。」
改めて正面から番長と向き合う陽介。
花村「俺は…コイツを許す気はねえ。けど、その前にお前の意見が聞きたい。」
花村「お前はどうする…黒沢?」


いよいよですな…
分岐します

「テレビに落とす」

「ちょっと待て」