「晃、お前さては―――発情してるだろう?」
「な、何で、んな、バカな」
「大方強力な媚薬でも作っちまったか、お前って本当アホだな」
しかも一気飲み。
甲太郎は苦笑してしまう。
「しょうがねえ、オイ、苦しいか?」
「ん、ンンッ」
いつになく素直に頷き返してくるので、これは本当に苦しいのだろう。
もう少し焦らしてやるつもりでいたが、晃の様子にやれやれとぼやきながら腿の付け根に掌を這わせた。
「とりあえず応急処置だ、すぐ楽にしてやる、力を抜け」
「や、ヤダ、この、変態ッ」
「んな事言ってるとこのまま放置するぞ、いいから足を開け、ホラ―――」
指先で触れると、局部はすでに交接に十分なほどの潤いを湛えていた。
甲太郎は少し驚いて、それからぐっしょりと濡れた奥へと指先を滑り込ませていく。
晃が悲鳴のような声を上げて体中を震わせた。
「オイ、声がでかい、落ち着けっ」
「ダメ、ダメ、こうたろ、本気でっ―――ヤバイ、アアッ」
腰が震えて落ち着かないので、体の前でしっかりと抱き寄せて強引に顔をこちらに向けさせる。
唇を合わせて、声を塞ぎながら、あふれ出す愛液を掻き分けるようにして内側をまさぐった。
これはもう愛撫は必要ないだろう。
とんでもない効能だと先ほどのヘドロ状の液体を思い出して唸る。
「とりあえず、入れちまうか」
指を引き抜かれて、晃は肩で息をしていた。
本当に辛そうだ。
多分大声を上げるだろうと予想して、クロゼットの中から勝手にタオルを失敬した。
「オイ、晃、これ咥えてろ」
茫洋とした眼差しで、晃は言われるままにタオルを口に含む。
「奥歯でしっかり噛んでろ、終わるまで離すんじゃないぞ、いいな?」
無我夢中で頷く様子に瞳を細くして、甲太郎は腿まで下肢を露出させると背後から晃の臀部を抱え込んだ。
「入れるぞ」
自身はすでに赤黒く立ち上がっている。
先端を、ぐ、と局部に差し込んだ途端、背中が弓なりに反り返った。
「ンッ、ンンッ―――!」
いつもより多めのぬめりが行為を潤滑に促して、甲太郎の質量は殆ど抵抗もなく内側に飲み込まれてしまった。
パックリ咥え込んだ局部の入り口がヒクヒクと動いて、中の襞がキュウキュウと締め付けてくる。
今まで以上の、いや、これまでに体験したことのない快感に、背筋がゾクゾクと粟立った。
「スゲ―――信じ、らんねえ、ぞ」
どうやら先の媚薬の効能は本人だけにとどまらないらしい。
元々相性のいい体だったけれど、今の晃はまるで自分の一部のようだ。
そのままでも達してしてしまいそうで、甲太郎は下腹にグッと力を込めて堪える。
何もしないうちに自分が果ててしまったら、晃は火照った体を持て余してしまうだろう。
楽にしてやると言った手前、責任はちゃんと取ってやらなくては。
様子を伺うように抽挿を始めると、動作にあわせて切ない鳴き声が漏れ始めた。
タオルをしっかりと咥え込んで、目じりには涙を浮かべている。
掻き出される愛液の濡れた音が卑猥に室内に響いていた。
甲太郎は根気強く、じっくりと腰を動かして、段階を踏んで局部の出し入れの速度を上げていく。
腰を抱えてユサユサと揺さぶりながら、まだ苦しそうに呻いている晃を背中越しに見詰めて表情を曇らせた。
「クッ、苦しいか、晃」
応える余裕も無いのだろうか。
涙を浮かべて拳を握り締めている。
痛々しい姿に、胸の奥が少し痛んだ。
同時にもたらされる強烈な快楽が、雄の本能を刺激してますます多くを欲している。
奥を突き上げるように動かして、欲心は昂ぶっていった。
「あっ、きらっ」
腰を引き寄せるように両手で掴んで、結び目を激しく打ち付ける。
肌同士がぶつかる音に水音が混じって、卑猥な響きが部屋全体に広がっていく。
苦しそうな晃は、エプロン姿で前傾姿勢を取って、タオルをかみ締める顔の両隣に拳を握り締めながら必死に耐えているようだった。
その下肢を高く掲げて、甲太郎は夢中で貪り続ける。
汗と愛液の混ざった飛沫が飛び散って、辺りを汚していく。
晃の全身が大きく前後して、こんな季節だというのに肌がほんのり桜色に色づいていた。
聞こえてくる鼻声に、甲太郎も眉間を寄せながら何度も柔らかな内側をえぐり続けた。
あふれ出した愛液がグチュグチュとこぼれだして、白い内腿を伝わり落ちる。
だんだん挿入が深くなって、動作の間隔が狭まり、ついに堪えきれなくなった甲太郎の苦しい声が背中越しに低く呻いた。
「クッ、いクッ―――」
ググッと最奥を突き上げる。
その途端、内側に大量に体液を吐き出されていた。
ドクドクと収縮を繰り返して、熱い奔流が粘膜にぶつかる衝撃を直に感じる。
晃は全身を小刻みに震わせて、甲太郎が脱力するのと同じくらいにくったりと床に伏してしまった。
(マジで長すぎ…分割です)※疲れた(苦笑)