恋愛テーマでお題20セレクト/戻る キャラクターカラー/ルカ■ コウ■ 嵐■ ニーナ■ タマ■ したらん■
| 01.妬いてる? | 02.イジワル | 03.身長差 | 04.優しい温もり | 05.手を繋いで |
| 06.まるで初恋の様な | 07.他の誰でもない | 08.いつかの約束 | 09.大好き! | 10.笑って |
| 11.センチメンタル | 12.可愛い | 13.幼なじみ■VS■ | 14.ジレンマ■VS■ | 15.かなわない |
| 16.恋愛対象 | 17.それは、恋の病 | 18.残り香 | 19.ヒロインの条件 | 20.「はい、あーんv」 |
| 16.恋愛対象 (琉夏×主人公) ■お題選択 |
変な記事を読んだ。 『友達からステップアップ、恋のAtoZ』っていうタイトルで、内容もそのまんま、友達からどうやって彼に恋愛対象として自分を意識させるかっていう色々なアドバイスや体験談をまとめたもの。 雑誌の中では、ちょっとエッチだったり、卑怯だったりするテクニックなんかも紹介されていて、それは流石にどうかなって思ったんだけれど。 「ねえこれ、アンタ試してみればぁ?」 「ええ〜」 一緒に雑誌を読んでいた友達が騒いでいるのを見て、気になっちゃった。 『友達』からステップアップさせる方法って、『幼なじみ』にはどうなのかな? 友達とは違うけれど、付き合いが長くて、でも彼氏じゃない男の子、っていう点では一緒だし。 (どれか、私にもできそうなの、試してみようかな) 一応言い訳しておくと、半分興味、半分ドキドキ。 意識させるのが目的じゃなくて、ちょっとのイタズラと普段の仕返し。 だって、変わらないとか、子供っぽいとか言われるし! 私も、ちゃんと大人になってるんだって、思い知らせてやろうかな、とか、なんてね。 そう考える事自体、子供っぽいのかなあ? 放課後。 タイミングよくルカを見つけて、早速チャレンジ&トライ。 ごめんねルカ、でも、今日こそ、私の女子力、思い知らせてやるんだから! 「ルーカ!」 「あれ、どした、今帰り?」 「そうだよ」 「じゃあ一緒に帰ろっか」 「うん」 テクニックその一、じっと彼の目を見詰めて。 「ん?」 不思議そうにするルカ―――あっ、目を逸らされちゃった。 「どうしたの?」 尋ねられて、今度は私がしどろもどろ。 何でもないよって答えながら、テクニックその二、さりげなく傍に。 「何?」 やっぱり不思議そうなばっかりで、あれれ? よし、それじゃあいよいよ、テクニックその三、思い切ってボディタッチ!ちょっと体を寄せてみて――― 「どした、もしかしてお前、具合悪い?」 違うよ! (うーん) おかしいな、これで、彼との距離は縮まるんじゃなかったの? よし、じゃあトドメだ、ええい! ―――本当はウエストの辺りをちょっと捕まえるだけのつもりだったのに、バランス崩してルカの胸に倒れこんじゃった! シャツ越しに、ルカの体温と心臓の音を感じちゃう、うわああああ! は、恥ずかしくって、動けないよーっ 「―――クス」 そしたら小さく聞こえた、多分ルカの笑い声。 「なんだ」 そのまま、いきなりギューって抱きしめられちゃった! 「わ、うわ、うわわわ!」 「そっか、抱っこされたかったわけだ」 「ち、違っ」 「うんうん、遠慮しないで言えばよかったのに」 「だから、違うってば!」 「相変わらず甘えん坊さんだな」 「離してっ」 「ね、抱っこだけでいいの?何ならおんぶもしてあげようか?」 「いりません!」 「肩車は?」 「イヤ!」 「それならチューは?」 「しないっ」 ジタバタもがく私をギュウギュウ締め付けるルカの腕、楽しそうな声。 うぅ―――やっぱり私には無理だったのかも。 「ちぇっ」って聞こえて、ルカの腕がするりと抜けた。 逃げ出した私は耳まであっつい、でもルカは涼しい顔しちゃって、あーあ。 (作戦大失敗) 溜め息を吐いたら、またクスクス笑われちゃった。 もう、本当に恥ずかしい。 「どしたの?お前から抱きついてきたんだろ」 「知らない、帰ります」 「待てって、一緒に帰ろ、俺、家まで送ってくよ」 変な事もしないからって当たり前です! 先にしてきたのそっちじゃないかとか、口を尖らせるルカは子供っぽいけど、今日もやっぱり私の負け。 コウ君といい、先にどんどん大人っぽくなっていって、ズルイよ、もう。 隣を歩くルカが何かぽつんと呟いたような気がした。 「何?」 「ん?」 あれ、気のせいだったのかな。 風に髪を攫われる。 ルカをドキドキさせるには、まだちょっと時間がかかるみたい。 ***** 「―――やっぱ、ガキの頃とは色々違うよな、うん」 10/11/06
とっくの昔にロックオンしてるルカを描きたかったんですが、うまくいかないもんですねえ |
| 17.それは、恋の病
(紺野×主人公) ■お題選択 |
何度会っても足りないとか、どれだけ一緒にいても足りないとか、そういう足りない足りない話を近くの席でクラスの女の子達がしてる。 今は昼休み。 私はご飯を済ませて、携帯のメールチェックに忙しい。 ―――って言えるほどメール来てないんだけどね。 (あ、珠緒先輩からだ) 今年の三月に卒業して、今ははね学OBの珠緒先輩。 一流大学で楽しいキャンパスライフを送っているみたいだけど、私としては複雑な心境。 だって、高校時代と何だか雰囲気が違うんだもん。 今のほうが楽しそうに見える。 何となくだけど。 (先輩は、はね学の頃は、よく困った顔してたもんね) 大学では伸び伸び過ごしてるみたい。 そう、前に言ってみたら、自分ひとりの責任で済むから気が楽なんだって笑ってた。 先輩らしい理由だよね。 真面目で、責任感が強くて―――何より相手の期待を裏切れない優しい人だから。 メールの内容は、大学であったちょっとした面白い事件の報告。 状況を丁寧に伝えようとしてくれている所が『らしく』て何だか嬉しい。 (でも、先輩ってこんなにメールくれる人だっけ) お陰で会えなくても寂しくならずに済んでるけれど、まさか、気を遣われてたりとかしてる? (え、気付いてなかったかも) 急にそんな考えが浮かんで、迷ったけど、少しだけ探ってみようと思った。 えーっと、なんて打ったらいいのかな? *** ■title:ふふっ ■そんなことがあったんですか!ビックリです、大学って凄いですね。 ところで先輩? 私もこの前、カレンとミヨと喫茶店でお喋りしていたら、 いつの間にか二時間も経っていてビックリしました。 こちらは毎日楽しくやってます。 先輩も大学楽しそうですね、お互い、充実してるって、いい事だと思います。 *** ―――これでどうだろう? 私が寂しくしてないって思ったら、先輩もメール打たずに済むんじゃないかな。 暫くしたら着信音が鳴った。 *** ■title:そうだね ■君の言う通りだと思う。 特に、君には残り少ない高校生活を思い切り楽しんで欲しいと思っているよ。 僕も楽しいけれど、やっぱり少し物足りないかな。 だからこうして、つい君宛にメールを打ってしまうんだ。 でも、もしかして、ちょっと鬱陶しい? 僕も送り過ぎかなと思ってはいるんだけれど・・・ もしそうなら言って欲しい。 僕等の間柄だし、遠慮なんてしなくていいからね。 *** 携帯の画面を一旦閉じて、溜め息。 (しまった、先読みされた) 先輩って、いつも思うけど全然敵わないよ。 たった一歳、でもその一歳の差に越えられないものを感じる。 もう一度開いた携帯電話の画面。 教室の時計でチラッと時間を確認してから、急いでポチポチメールを打った。 *** ■title:そんな! ■そんなことありません、凄く嬉しいです! ただ、もしかしたら先輩、私に気を遣ってくれてるのかなって・・・ 変に勘繰っちゃいました。 でも、気が向いたときだけで十分です。 先輩からメールをもらえるだけで、凄く嬉しいですから *** 『嬉しいですから』の最後にくるくる回るピンクのお花。 本当に余計だったみたい、もしかしなくても私が気にすることじゃなかったのかも。 さて、そろそろ休み時間終わりだなって、鞄に携帯を戻そうとしたら、着信音が鳴った。 (えっ) 慌てて開いた画面に見つけたメール着信のアイコンを勢いでクリック! *** ■title: ■僕が足りないんだ 君は優しいな、こちらこそ、ありがとう *** 「こらぁ、休み時間もう終わりだぞー!」 教室の扉を開く音と、大迫先生の声。 閉じた携帯を鞄の中に放り込んで、机から教科書を取り出しながら、胸のドキドキが収まらない。 (何でこんな) 授業が始まっても火照ったままの頬に、回りの誰かが気付いてしまわないか、ずっと気が気じゃなかった。 ―――先輩、前からこういうタイプだっけ? もっと大人になっちゃって、ますます追いつけなくなっちゃってるの、かも。 11/07/01
大学生の先輩は益々イケメンでコンチキショーです、あの人案外大胆だよね。 |
| 18.残り香 ■お題選択 |
waiting…
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| 19.ヒロインの条件 ■お題選択 |
waiting…
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| 20.「はい、あーんv」 (新名×主人公) ■お題選択 |
今年の文化祭も盛況! 見慣れた校舎に、いつもは見ない、色々な服を着た、色々な人たちがたくさん! 誰も笑って、はしゃいで、凄く楽しそうにしてる。 校内全部が笑顔で溢れてる。 「お疲れ様ぁ」 三角の額あてを取って、暑過ぎるポリエステル製のてらてらした白い着物を脱いで、やっとひと息。 着物の下は勿論、体操服とハーフパンツです! オバケって結構アクティブさを要求されるんだもん、脅かす側は必死だよね。 お客さんも、結構必死で逃げてく人、多かったみたいな気がするけど。 「オバケ、休憩いってきまーす」 そう告げて、本日限定、オバケ屋敷のクラスから、制服姿に着替えて飛び出した。 次にオバケに戻るのは三時間後。 持ち回り制だし、そんなにのんびりできないけれど、よーし、見るぞー! 「あっ」 不意に聞こえて振り返ったら、華やかな雰囲気に自然に溶け込みながら、満面の笑顔が駆け寄ってきた。 「見つけた〜!せーんぱいっ、やっと捕まえた!」 「旬平君!」 「ねえねえ、今から休憩?」 「うん」 ニコニコしている旬平君の襟には、色んな柄のカラフルなバッチがたくさん。 コレって何のバッヂだろ、全部凄く可愛い。 「ん、これ?一個あげる」 私の視線に気付いた旬平君が、バッヂを一個外して、ハイって手渡してくれた。 「なあに?」 「伝六くまちゃん、豆屋のキャラクター、俺のクラス、駄菓子屋の模擬店出してんの」 「そうなんだ」 行ってみたいって言う前に、スッと手を取られた。 そのままキュッと握り締められて、ニコッと笑いかけられる。 「ねえ、良かったらさ、一緒にまわんない?」 「えっ」 「俺も休憩中なの、一人ぼっちじゃ寂しくて」 「ウソ、旬平君、人気者じゃない、前だって廊下で箒持って」 「うわ、わー!アレは忘れて!普段はあんなことしてないから!それよりさ、いいじゃん、まわろうよ、ね?」 繋いだ手をブンブン振って、必死な姿がちょっと可愛いかも。 私はちょっと肩を竦めてから、了解って首を縦に振った。 確かに一人じゃ寂しいし、旬平君とだったら、楽しく見てまわれそう! 「よっしゃ、おっ、クレープ」 早速近くの模擬店に目を惹かれて、旬平君は私の手を引っ張って歩いてく。 引っ張られながら私はクスクス笑っちゃう。 「食べたいの?」 「うん、アンタは?」 「おいしそう!」 「んじゃ、クレープ二つね、イチゴでいい?俺はチョコ、どっちもクリーム特盛りでよろしく!」 そんなのねーよって笑いながらクレープを焼いてくれる、この男の子って、もしかして旬平君と知り合いなのかな。 特盛りまでは行かないけれど、男の子が手渡してくれたクレープは、私のほうだけなんだか大きい。 舌打ちしてチョコクレープを受け取った旬平君が、男の子に「なんでだよ」って言うと、男の子は「彼女にサービス」って答えて、今度は私のほうを見ながら「こいつ、退屈だったら後でうちに来て、もうすぐ休憩だし、一緒にまわろ」だって、ええっと。 「俺の目の前でナンパしてくれんなっつの、ったく、いこ」 ぐいってまた手を引っ張られた。 歩きながら聞いてみたら、彼は中学の頃の友達なんだって。 「ナンパのお仲間さん?」 「え?えーっと、いや、そんな、まさか、アハハ」 しどろもどろの旬平君、ちょっとピンと来て引っ掛けてみたけど、やっぱりだったか、もう。 「そ、そんなことより食べよ!これ、結構うまそう」 大きく口を開けて、あむっ、ってクレープを頬張る旬平君、私もクレープにぱくりっ 「ん、おいしっ」 「けっこイケてる、あいつにしちゃ上出来」 「わ、わわ、クリームが!」 「アハハ、何やってんだ、アンタ」 だってだって、クリームたっぷり過ぎて、皮からクリームが、クリームが! 「しょーがないなぁ」 そう言って、旬平君が私のクレープからはみ出したクリームにパクリって食いついた。 「わあ!」 驚いたけど、驚く間もなく今度は別の場所が決壊、次は私が慌ててパクリ。 口が離れたら、今度はまた旬平君がクレープの膨らみすぎた場所をあちこちパクパク食べていく。 齧られまくりのクレープはあちこち穴だらけで、少なくなっちゃって、あーあ。 「あらら、なんか、減っちゃったね」 「うん」 「クリーム盛り過ぎってのも考えものだったかも、そうだ、ほら」 目の前に旬平君のクレープが差し出される。 なあに? 「はい、あーん!」 えってビックリして見上げた旬平君は、すっごくニコニコ。 特に、意識とか、してないんだよね、きっと。 私の気にしすぎ?うーん、親切心なら受け取っておこっかな。 「あーむ」 パクリって食べたら、私のイチゴクリームと違う、チョコの甘さが口の中いっぱいに広がった。 ん!こっちもおいしい! 「おいしい?」 「うん」 「んじゃ、一緒にはんぶんこね、俺もそっちのもっと頂戴、あーん」 「イチゴ、気に入ったの?」 「んむ、ふぃにいっあ、むまい、ふぁい」 あーん、ぱくり、おいしい♪ お互いのクレープを食べあって、こういうのも文化祭の醍醐味かな? 「文化祭って、スッゲ楽しい」 「うん」 「いつものデートもいいけど、こういうのもなかなか」 「うん?」 「いやいや!なんでもありません!それよりほら、俺のクレープ、もっと食べる?」 「食べる!」 アンタって幸せそうに食べるよなあって、どういう意味だろ、食いしん坊ってこと? 甘いものが嫌いな女子なんていないもん。 差し出されたクレープにパクリ、ん、おいしい! 私のほうが先輩だけど―――まあ、たまにはいっか、こういうのも、ね? 「は〜あ、楽しい、スゲー楽しい、マジ興奮する、アンタは?」 答えは勿論! 賑やかな校内で、早速次の模擬店に目移りしている旬平君に手を引かれて、私の足も自然に浮かれ出すみたいだった。 11/07/26
文化祭はニーナの独壇場だと思います、所で、じゅんぺいって一発変換ででねーよ、めんどくせー! |